顔料で絵付けされたガラスを光を通さずに見ると、錆びたような色をしているのでステンドグラスと呼ばれるようになりました。
ステンとは、錆という意味です。ステンレスサッシュを皆さんご存知だと思いますが、レスは「〜ない」という意味なので、錆びないサッシュということです。ステンドはステンに“ed”がついて形容詞となり、錆びたようなとか焼き付けられたという意味です。
皆さんがヨーロッパに行かれた時に大聖堂や教会で見られるステンドグラスは、ほとんどが絵付けやシャドーが施されたもので、表面は錆びたような色をしていますが、それを日光や電気の光にかざすと、ガラスの色がシャドーや線の間から浮かび上がってきます。それは驚きであり、大きな感動です。
しかしながら現在では絵付けされていないものもステンドグラスと呼ばれています。特に日本ではステンドグラスといえば絵付けされていないものが主流ですが、どちらが良いということはなく、それぞれの良さがあります。
【関連する記事】