2024年06月12日

展覧会情報

永田美保子の個展を開催します。
フランス滞在中に制作した作品を中心に展示します。
どうぞお気軽にお越しください。

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会場の藤の家五雲閣は、明治時代に創業した歴史ある旧料亭で、福井震災後に再建された建物は、足羽山と足羽河原の美しい景色を背景にしています。かつては名士や文化人が集う社交の場として栄え、今もその伝統を色濃く残しています。
訪れる人々は、その歴史的建築空間と現代ステンドグラスの融合から、福井の料亭文化の新たな息吹を感じ取ることができるでしょう。

【永田美保子ステンドグラス展】
会期:2024.6/28(金)−7/1(月) 11:00−18:00
会場:藤の家五雲閣 〒910-0024福井市照手1-16-16
駐車場2台有


すてんどぐらす・オリビエ公式ホームページページ
https://sg-olivier.com/
posted by olivier at 14:37| Comment(0) | メッセージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月06日

ステンドグラスとは

本来のステンドグラスとは、カットした色ガラスに専用の顔料で絵やシャドー(影)を描き、炉の中に入れて高温で焼き付け、それを鉛の線で組み上げたものを指します。
顔料で絵付けされたガラスを光を通さずに見ると、錆びたような色をしているのでステンドグラスと呼ばれるようになりました。

ステンとは、錆という意味です。ステンレスサッシュを皆さんご存知だと思いますが、レスは「〜ない」という意味なので、錆びないサッシュということです。ステンドはステンに“ed”がついて形容詞となり、錆びたようなとか焼き付けられたという意味です。

皆さんがヨーロッパに行かれた時に大聖堂や教会で見られるステンドグラスは、ほとんどが絵付けやシャドーが施されたもので、表面は錆びたような色をしていますが、それを日光や電気の光にかざすと、ガラスの色がシャドーや線の間から浮かび上がってきます。それは驚きであり、大きな感動です。

しかしながら現在では絵付けされていないものもステンドグラスと呼ばれています。特に日本ではステンドグラスといえば絵付けされていないものが主流ですが、どちらが良いということはなく、それぞれの良さがあります。





posted by olivier at 02:43| Comment(0) | メッセージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

私共の目指すステンドグラス

ステンドグラスとは、窓や開口部を飾ったり部屋の装飾のためにあるのではなく、ある一定のスピリットを空間に注ぐためにあると、私たちは考えています。それは空間に魂を吹き込むことでもあります。

ですからその空間を作る人、使う人が何を考えて、どんな方向に生きようとしているかを知ることが、私共にとっては非常に重要なことです。

夜空の星を見て人はいろいろな事を考えたり、願ったり、感動したりします。
それは、それぞれの人が到達したいような真善美を星に感じているからです。

私たちはその空間に生きる人・眺める人がそれぞれの理想とする方向に、心が向けられてゆくようなものを作りたいと考えています。

制作を依頼された方、空間を作る方、そして私たち作家の心の中に一番大切にしているものをステンドグラスに表現し、それと共にあることがその方々にとって、心地よいと思える空間になって欲しいのです。

そして、そこを訪れた人たちがステンドグラスを見て、依頼主が何を考え、何を感じ、何を大切に思っているか分かるものを創りたいと思っています。






posted by olivier at 02:38| Comment(0) | メッセージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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