発注したガラスが到着し、修復作業を開始します。

外枠を慎重に切り離し割れたガラスを取り外し、さらに折れ曲がったケイムを切り取って、薄緑色のガラスも外していきます。
外枠やケイムに残ったパテは、きれいに取り除いておきます。

割れたガラスと同じ形の型紙を作ってガラスを切っていきます。

割れた部分に新しいガラスをはめ込みます。うまくはまらない時はガラスを削って微調整していきます。曲がったケイムは新しいものに取り替えました。

ケイムの接合部をハンダしていきます。

古いケイムはハンダの前に鉄ブラシ等でよく磨いて、ハンダが付きやすいようにしておきます。
古いパネルはケイムが切れていることがありますので、その部分もハンダします。
ハンダ作業を終えたら、ガラスとケイムの隙間にパテを入れていきます。パテは粘土のように柔らかいですが、時間がたつと硬くなります。

ハンダ部分を薬品で黒く染めて、他の古いハンダと同じような、アンティークな仕上がりしていきます。

最後にクリーニングして完成です!

差し替えたガラスは元のガラスとは違うタイプですが、良い感じに馴染んでいるのではないでしょうか。曲がった鉛線もきれいなりました!お客様に喜んで頂ければ幸いです。
当工房ではパネルやランプの修理も行っております。破損の程度によって修理費用は変わりますので、修復を希望される場合は、破損箇所の画像を送って頂ければ無料でお見積致します。お気軽にお問い合わせ下さい。
すてんどぐらす・オリビエ公式ホームページ
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