すてんどぐらす・オリビエのブログ

ＧＷも終わり通常の日々に戻ってまいりました。
連休明けの木曜日は朝から夜まで教室でした。

午前のクラスは４人の生徒さんが来られましたので教室はとても賑やか。
普段工房にいるとまったく人と接触しない日も多いので、生徒さんに教えるのは気分が変わって刺激になってます。
日によって制作指導でとても忙しいのですが、忙しいのは嫌いじゃないんですよね、わたし。

さて本日は教室の様子を紹介します。
最近はランプを制作される生徒さんも多いのですが、この日はたまたま全員がケイムを使ってのパネル制作でした！







もともとオリビエではケイム技法のステンドグラスにこだわっている事もあって、教室でも最初に教えるのはこの技法からです。たぶん全国的にはこういう教室は珍しいかと思います。
というのも初心者にとってはコパーテープを使うやり方の方が簡単で、ケイム技法は技術の難易度が高いんです。

でもケイムのステンドグラスは線を綺麗に表現できて、ケイムの厚みゆえの量感も感じられ、ハンダも少ない量で済みます。
お家の窓に入れる場合も、地震の揺れに強いケイムの方が適しています。

また先にケイムをやっておくとコパーテープはとても簡単ですが、逆だとかなり難しく感じられます。

もちろんランプなど立体的なものを作る時はコパーテープを使っていますよ。
生徒さんが作りたいものをやっていただくのが大事ですので＾＾



教室は木曜午前と土曜午前のクラスは一杯ですが、他のクラスは若干名の空きがあります。
ステンドグラスを始めてみたい方は、ホームページのお問合せフォームからか電話でお気軽にお問合せください。

すてんどぐらす・オリビエ公式ホームページ
https://sg-olivier.com/

先月になりますが久しぶりにワークショップをさせていただきました。
場所は福井県立美術館です。ちょうどランス美術館コレクション展をやっていましたので、日曜日ということもあり館内はとても賑わっていました。



午前と午後の２回開催でどちらも定員一杯でした。ありがとうございます＾＾
参加された皆さんはステンドグラスは初めての方ばかり。作るものは今回のためにデザインしたオーナメントです。
今回はミュージアムショップからスタッフの方がお手伝いしてくれることになりました。

まずはテープ巻きでガラスの周囲を銅で出来たテープで巻いていきます。初めてにもかかわらず皆さん結構上手に作業されていました。



巻き終わったガラスは木の板の上の図面上に並べていきます。
並べたガラスの周りを動かないように押しピンで固定していくのですが、板が想像以上に堅くて押しピンが外れやすく難儀しました。。美術館で用意していただいた板は、事前に見せてもらった時にチェックはしたのですが、アトリエに持ち帰って試しに使ってみればよかったかなと反省...。午後のワークショップでは急遽紙テープで固定するやり方を思いつき、何とかうまく切り抜けました。

次はハンダ作業です。コパーテープを巻いた部分にハンダを流して、ガラスとガラスを接合します。綺麗に仕上げるには経験が必要なので、皆さん苦労しながら作業していましたが、最後は少し手直しさせていただきました。



次にブラックパティーナでハンダ部分を黒く染めます。黒く染めるとガラスの色がくっきり見えて引き締まります。

最後に表面をクリーナーで磨いて完成です。なかなか上手く出来ましたよ＾＾



皆さん作った作品を窓辺にかざして写真を撮られてました。
今回初めてのステンドグラス作りを楽しんでいただけたでしょうか。。



久しぶりのワークショップは私も楽しみながら出来ました。またお手伝いをしていただいたスタッフの皆さんにも感謝です。

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